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信州SPF豚

信州SPF豚

豚は健康に育つと美味しくなる

「信州SPF豚」は、全農グループが独自に育種開発したハイコープSPF種豚より生産された、発育や肉質に悪影響を与える病原菌を持たない健康で高品質の豚肉です。育成段階で薬剤の使用を減らし、信州の豊かな自然に囲まれて健康に育てられた安心・安全でおいしい豚肉です。
徹底した衛生管理の中で育てられるSPF豚。信州の恵まれた自然・気候・おいしい水と生産者の愛情が更においしい豚肉に仕上げています。

こだわりの信州豚!信州SPF豚の特徴

1. 獣臭がない豚肉です

健康にすくすく育った豚肉なので獣臭がほとんどありません。

2. 適度な脂が入ってジューシーで柔らか

SPF豚肉の筋繊維間に含まれる筋肉内脂肪量は多く、筋繊維自体も細い傾向にあるため、肉のキメが細かく加熱しても柔らかです。冷めても固くならず、おいしく食べられます。

3. 脂肪は白くあっさりしています

SPF豚の写真

SPFとは

『SPF』とは、Specific Pathogen Freeの略で、『あらかじめ指定された病原体をもっていない』という意味です。「日本SPF豚協会」が規制対象としている病気は、(1)萎縮性鼻炎 (2)豚赤痢 (3)オーエスキー病 (4)トキソプラズマ感染症 (5)マイコプラズマ肺炎 の5つです。
(4)トキソプラズマ感染症を除いては人体に影響のあるものではありませんが、養豚の生産には大きな影響を与えます。ほとんどの疾病は感染すると抗菌剤などによる治療をしても完治しません。病気から豚を守るためには病気の侵入を防ぐほかありません。それには高度の衛生管理技術が必要となります。上記5つの病気にかからなければ、それに伴って他の病気が発生することもほとんどなくなります。病気が発生しなければ抗菌性薬剤の使用は減り、薬剤残留の心配もなくなります。

SPF豚の図解

SPF豚だからおいしい

一般の豚には、発育停滞や死亡事故を減らすために抗生物質が頻繁に使われています。抗生物質の使用や飼育環境によって豚の腸内細菌叢は影響を受けて、悪臭を発生する悪玉菌が増え善玉菌が減ってしまいます。腸内で発生した悪臭物質は腸から吸収され肉に蓄積されます。 SPF豚は徹底した衛生管理のもと清潔な環境で飼育され、抗生物質もほとんど使用する必要がないので、善玉菌が多い傾向にあり厭な臭みがないのではないかと考えられています。また、同一品種の一般の豚と比べて、SPF豚は筋肉内脂肪量が多いことがわかっています。筋繊維自体も細い傾向にあり、肉のキメも細かいといえます。健康に発育するSPF豚は、筋肉の細胞膜がしっかりしていて、細胞内にしっかり水分が保持されるため、肉汁をたっぷり含んだ柔らかくジューシーなお肉となり、冷めても固くならないのではないかと言われています。

SPF豚

SPF豚

一般的な豚

一般的な豚

生い立ち

信州SPF豚は、長い年月をかけた品種改良により、おいしさと生産性の高さを実現している豚です。JA全農は、病気を排除し安心・安全でおいしい豚肉を消費者の皆さまへ届けるため平成3年にSPF事業に参入し、生産・普及を始めました。全農ハイコープSPF豚の事業体系の中で、JAグループが関わるかたちで生産される『信州SPF豚』は平成6年より消費者の皆様へお届けできるようになりました。

信州SPF豚は、デンマーク原産の「ランドレース」とイギリス原産の「大ヨークシャー」を育種改良して、その交配から産まれた「F1(雑種第一世代)♀」と「デュロック♂」の交配によって誕生します。

SPF豚の交配図

SPF豚認定農場マップ